僕らは何処へだってゆける



死ぬ前に訊かれたんだ


「やり残した事はあるかい?」


そして僕はこう言う


「やりたい事は沢山あったのだけれど、もう忘れてしまった。

忙しさや世間体が邪魔をしたんだ、僕はもっと自由に生きられた筈なのに。」


「あの時こうしていれば」


そんな後悔を飽きる程してきた

思い返せば後悔だらけの人生だった


仕事に人生を捧げてしまった事

体を大切にしなかった事

夢を諦めてしまった事

人を愛することをやめてしまった事


涙はとうに枯れてもう出そうにない


最後の時が近づくのがわかった


体の力が抜けて宙に浮いていく感覚

クタクタに疲れた日にベットに沈み込んでいく感覚


もし、若かりし頃の僕に助言を与えれるならば

これだけは言っておきたい



「今、お前は何処へだってゆける」



「お前が今必死にお金の為だけに働いている時間は二度と戻らない。

何故なら人生はお前が思っているより遥かに短いからだ。
本当にやりたかった事を思い出せ。
生まれてきた意味を見出せ。
今のお前は何処へだって、何にだってなれる筈だ。」








そう言い終わったところでいつも目が覚める

僕はいま誰と話していたんだろう

なにか大事な事を言われていた気がするんだけど
うまく思い出せない



そんな夢を最近よく観る













nat. official

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